おびひろの文化財

帯広市の自然と文化を物語る重要物のうち、16の文化財が指定を受けています。

帯広市指定文化財① 暁遺跡出土遺物

旧石器時代〜縄文時代の遺跡で、過去の6次にわたる発掘調査で、細石刃文化の石器群(約1万6千年前)や「暁式土器」と呼ばれる約9千年前の土器が出土し、旧石器時代から縄文時代早期の文化解明に多くの示唆を与える。(百年記念館所蔵)
(昭和58年3月1日指定・有形文化財)

暁遺跡出土遺物
帯広市指定文化財② ランダーの油絵

英国人サベージ・ランダーが明治23年8月15日から3日間オベリベリの晩成社開墾地に居住する渡辺勝宅に滞在し、8月16日にスケッチしたものを後日夫妻に油絵として贈ったものである。油絵作品として十勝で最も古いものであり、帯広の開拓の初期の民家の外観を忠実に写生している。(百年記念館所蔵)
(昭和58年3月1日指定・有形文化財)

ランダーの油絵
帯広市指定文化財③ 十勝監獄石油庫

この石油庫は明治33年フランス積み工法により建立された市内で最も古いレンガ造の建造物である。北海道内に建設された5カ所の集治監の1つで、平成30年11月1日に他の集治監とともに北海道遺産に選定された。
(昭和57年1月1日指定・有形文化財)所在地:緑ヶ丘公園内

十勝監獄石油庫
帯広市指定文化財④ 帯広カムイトウウポポ保存会

先住民であるアイヌの人々に伝えられてきた歌や踊り、儀式などを伝承保存するために結成された。
十勝アイヌ無形文化への理解促進と後世への伝承のためにさまざまな活動を活発に行っている。
(昭和57年1月1日指定・無形文化財)

帯広カムイトウウポポ保存会
帯広市指定文化財⑤ 依田勉三直筆の書「留別の詩」

帯広市の開拓の先駆者、晩成社依田勉三が伊豆を出発する前日の明治16年3月14日、親族、知己の前で開拓の決意を詠んだ直筆の書である。(百年記念館所蔵)
(昭和57年1月1日指定・有形文化財)

依田勉三直筆の書「留別の詩」
帯広市指定文化財⑥ 十勝鉄道蒸気機関車4号・客車コハ23号

十勝鉄道は、大正9年に開通し、昭和34年に営業を停止するまで旧川西村を中心とした山麓地帯で働く人々の移動や、ビート等農産物・木材の輸送に大きな役割を果たした。
(平成6年11月1日指定・有形文化財)
所在地:西7南20(とてっぽ通)

依田勉三直筆の書「留別の詩」
国指定の文化財①・帯広市指定文化財⑦ 八千代A遺跡の出土遺物

昭和60年~平成元年度の調査により、縄文早期(約9千年前)の住居跡105軒をはじめ、土坑(貯蔵穴)、野外の炉跡などの遺構や、土器・石器・装身具など約9万点の遺物が出土し、この時期としては全国的にも例をみないほど大規模な集落跡であることが判明した。
(平成3年11月1日指定・有形文化財)
道東における最初期の定住生活の実態と、その文化的内容を理解する上で極めて重要であることが評価され、出土品580点が国の重要文化財に指定された。
(平成30年10月31日追加指定・重要文化財)

八千代A遺跡の出土遺物
帯広市指定文化財⑧ ロープ伝導式手押豆播機(ておしまめまきき)

全国有数の大規模畑作農業地域の形成に役立った、帯広地域で考案・開発・使用された農機具を代表するもので、帯広・十勝の農業開拓の歴史を特徴づけるものである。(百年記念館所蔵)
(平成9年6月1日指定・有形文化財)

ロープ伝導式手押豆播機
国指定の文化財② 十勝幌尻岳(ポロシリ)

日高山脈の北東部に位置する標高1846mの山で、ポロシリはアイヌ語で「大きい・山」を意味する。アイヌの神(カムイ)が遊んだ場所と伝えられ、帯広のアイヌの人々にとって神聖な山として崇められてきた。その雄大な山容は、住民に広く親しまれている。
(平成24年9月19日追加指定・名勝)
所在地:帯広市国有林
    304い林小班ほか
    河西郡中札内村国有林
    361ハ林小班ほか

十勝幌尻岳(ポロシリ)
国指定の文化財③ 旧双葉幼稚園園舎

明治44年5月に開園し、現園舎は大正11年竣工。ドーム屋根に三角の小屋根を配し、木造平屋建て鉄板葺とする。建築面積311㎡。一辺16mの正方形平面で、ドームを戴く八角形の遊戯室を中央に配し、残りの各四隅を教室とする。梅鉢型園舎の系譜に連なる園舎である。
(平成29年7月31日指定・重要文化財)
所在地:東4南10

旧双葉幼稚園園舎
国指定の文化財④ アイヌ古式舞踊

保護団体 帯広カムイトウウポポ保存会
アイヌ民族の人々に伝承されている歌や舞は、きわめて古い形態をとどめているものが多い。特に信仰と芸能と生活が密着不離に結びついているところに特色があり、芸能史的な価値が高い。道内で帯広カムイトウウポポ保存会を含めて17の保護団体が指定されている。
(昭和59年1月21日指定・重要無形民俗文化財)

旧双葉幼稚園園舎
国指定の文化財⑤ 宮本商産旧本社ビル

大正8年に建設された駅前通りの角地に建つ木造二階建の社屋。玄関のある東正面はれんがタイルが貼られ、二層分の柱形を配しており、上部の中央に山形の破風がある。四方の壁には花崗岩の帯、屋根のひさしの下に水平の細長い突出部と笠石の下の飾りを巡らせるなど、重厚な趣を見せる。戦前の帯広の繁栄を伝える良質な建造物。
(平成29年6月28日指定・登録有形文化財)
所在地:西2南5

宮本商産旧本社ビル
北海道指定の文化財① 大正のカシワ林

十勝地方には、かつていたるところにカシワの群落が見られた。しかし開拓が進むにつれて次第に失われ、現在はその名残をとどめる程度にすぎなくなったが、この地域には自然に近い状態のままカシワの群落が保存されている。
(昭和43年1月18日指定・天然記念物)
所在地:大正町445-446(4万㎡)

大正のカシワ林
北海道指定の文化財② 札内川流域化粧柳自生地

化粧柳は隔離分布で知られる珍しい樹木で、バイカル湖以東の東アジアに分布している。わが国では十勝西部と日高地方の沙流川下流、本州中部の上高地を中心とする地帯が主な生育地となっている。枝は斜上性で小枝は全く毛が無く、冬季に帯紅色になり美しい。
幼樹の枝がろう質白粉におおわれ、美しいため化粧柳の名がついた。
(昭和37年3月22日指定・天然記念物)
所在地:大正町基線9-10号間地先(5万968.25㎡)

札内川流域化粧柳自生地
北海道指定の文化財③ 帯広畜産大学農場の構造土 十勝坊主

十勝坊主は、数千年前の寒冷な時期に生成し、現在まで残存している。直径1~1.5m、高さ0.5~1mの半球状の化石構造土で100個ぐらい群生している。地質学、土壌学上貴重な標本である。
(昭和49年12月6日指定・天然記念物)
所在地:川西町西4線17 帯広畜産大学農場内(4144㎡)

帯広畜産大学農場の構造土十勝坊主